「ユビキタス社会、電子自治体とICカード・ICタグ活用 その5 『ICタグ活用の公立図書館など』」
「ユビキタス社会、電子自治体とICカード・ICタグ活用
その5 『ICタグ活用の公立図書館など』」
☆ICタグ活用の公立図書館など
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・図書館の基本理念 --“民主主義社会を支える図書館”という理念--
様々な情報を地域住民に提供し、知る機会を保障することによって民主主義
を機能させる社会基盤の一つであり、全ての人に図書館サービスが保障されな
ければならない。
地域の情報拠点、生涯学習の中核施設として地域社会に根ざした図書館が求
められる。さらに、行政の広域化という推進役も図書館が担うべきである。
分権社会における図書館運営は、自治事務であり、一般財源で賄うことが本
旨である。地域住民へのより多くの図書館サービスが提供されることを願う。
・公立図書館
日本図書館協会のホームページには、インターネット上で行っているサービ
スについての多くの情報が提供されている。また多くの公共図書館のリンク集
がある。
特徴的な図書館は、
我が国の公共図書館で最初にWebサーバーを立ち上げたのは、和歌山県立
図書館である。岐阜県立図書館は、Webサイトにて多くのサービスを提供し
ている「モデルWeb図書館」とも言われている。
自治体Webサイトに図書館サイトが置かれているところでは、恵那市図書
館が市立図書館ではじめてのインターネットによるOPAC(蔵書検索)を提
供した。出雲市では、市民ICカードにより図書館利用券を兼務させている。
等など多くの図書館がWeb対応化を進めている。電子図書館時代も間近の感
がある。
現在、全国市町村の公共図書館を有している団体数は、1,950団体(2
000年度統計)で、その殆どの公共図書館が電算化されている。
しかし、2001年9月現在において、インターネットでの蔵書検索を行って
いる図書館は、全体の20%に過ぎない。さらに、予約まで行っている団体は、
4%であり、レファレンスサービスに至っては、2%である。
(以下略)
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上記は、3年前の話である。インターネット及び通信のブロードバンド化の
進展により、公立図書館の利活用も急激な進歩を遂げている。
その後、RFID(ICタグ)活用のIT図書館が稼動し始めている。宮崎
県・北方町立図書館が最初の事例と思われる。
☆IT図書館
1.近未来の図書館
利用者が図書館の玄関をくぐると、玄関にはセンサーが設置され、利用者の
持っている利用者カードの情報を読み取り、来館情報として自動的に読み取る。
来館者が貸出図書を持参している時には、センサーが自動感知し、返却処理が
自動処理される。利用者が目的の図書を探すには、端末パソコンにて図書検索
を行い、得られたロケーション情報に基づき、目的とする図書を簡単に見つけ
ることができる。
実は、書架の棚にはアンテナが配備されており、誤配置状態の図書でも即座
に所在を確認できる。そして退館する際、玄関のセンサーが利用者カードと貸
出図書に貼付されているICチップ情報を読み取ることにより、自動的に貸出
処理を完了する。
・・・まさに夢のような図書館の実現がもう目の前に来ているのです。
(出典内田洋行 http://www.uchida.co.jp/jsyohin/ictoshokan/index.html )
2.ICタグ(RFID)の特徴と図書館利活用
・特徴
1.透過性
2.非接触
3.複数同時読み取り
4.大量の情報搭載
5.小 型
6.電源不要(半永久的)
・図書館での利点
1.貸出の迅速化・自動化
2.無断持出防止ゲートとの連動
3.蔵書点検の大幅効率化
4.誤配置図書のサーチ
・館内業務
1.業務効率化
ICチップと蔵書点検
ICチップと図書整理
2.自動化・無人化
利用者による自動貸出返却処理を実現
3.セキュリティ
無断持出し対応セキュリティゲート
4.バリヤフリー
・地域図書館ネット
1.物流を巻き込む
2.ケイタイ予約
3.最寄り主義
4.蔵書の最適化
3.今後の課題
・IT図書館コンセプト
1.ISO-15693完全準拠
2.ローコストタグの実現
3.CD用、ビデオ用タグの提供
4.図書館アプリとの連携
・課題
1.タグコスト ・・・ 「響プロジェクト」などICチップ技術の進歩!
2.読み取り精度の向上
3.チップ内登録データフォーマットの標準化
4.ソースタギング ・・・ 出版業界とCD/DVD業界の実証実験中
5.コンサルタント/エンジニアetc専門技術者養成
4.ICタグ活用の公立図書館事例
・「北方町立図書館」
http://www.mssdata.net/kitakata/
(日本で最初のICタグ利用の公立図書館)
http://www.uchida.co.jp/jsyohin/ictoshokan/index.html
当システムは第5回自動認識システム大賞を受賞しました
<導入効果>
1.貸出・返却業務が大幅に効率化
・複数冊同時処理 (表面を意識する必要なし)
2.利用者開放用貸出・返却端末(自動貸出機)での、利用者自身による貸
出(返却)作業が非常に簡単
3.セキュリティゲート(ブックディクテイション)との連携が ワンアク
ション
・ブックディクテイションのための走査は必要なし
・貸出(返却)時に、意識することなく同時に処理
4.蔵書点検作業が大幅に効率化
・書架に並べたまま、携帯端末を指し込みスキャンするだけ
5.書架整理も非常に簡単に
・書架に並べたまま、携帯端末を指し込みスキャンするだけ
・「笠間市立図書館」(平成16年4月23日開館)
http://lib.city.kasama.ibaraki.jp/
(日本で最初の、AV視聴覚資料全てに透明ICタグ導入)
全蔵書 10万冊、CD/DVD 6500枚、ビデオテープ7000巻に無線ICタグを貼付
CD/DVD、ビデオテープ等視聴覚資料全て(約13500点)に無線ICタグを貼付。
本(100000冊)と同時にCD/DVDの貸出・返却処理を世界で初めて取り入れた
システム。CD/DVDは10枚程度の同時読取を実現、ゲートチェックもOK。
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(以下、内田洋行山﨑部長よりのメール)
・笠間市立図書館に中国から使節団…
9月22日に中国から17人もの視察団が笠間市に訪れた。
中国側メンバーはRFIDの標準化策定に関わる公的機関のメンバー及び業界を
代表する企業の人たちだ。通訳は台湾の素敵なスラリとした女性。
笠間市教育委員会 教育長の歓迎の挨拶から始まり、清水館長から図書館の
簡単なブリーフィング、仲立ちの労を取った自動認識協会事務局長及び内田洋
行の挨拶、そして館内デモと続いた。最初のうちは大人しくしていたメンバー
がゲートチェックでピーンポーンと音が鳴るにつれて、俄然、喧しくなり始め
た。
中国での13.56MHzの読取機側の性能が悪く、通信距離が出ないとか、マルチ
リード機能が弱いらしく、カウンタでの同時複数本の読取、ゲートでのチェッ
クが多大な興味を引いたようだ。
質問時間帯に入り、アップテンポでの中国語で質問が続く。特に本からタグ
が剥される心配の内容が多く、国民性の違いを感じた。
CDタグは特に興味を引いたようで、持ち帰りたいとの要請があったが、当然、
中国での特許をまだ出しておらず、特許申請後に現物を届けるようにした。
(以下略)
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電子自治体へ向け、ICタグ活用の事例が、多くの図書館で検討時期に入っ
ている様子。課題に在るように、バーコードとICタグのコスト比が大きな障
壁となっているようだ。
経済産業省の実証実験で、7つのプロジェクトが活動中である。この中で、
出版関連業界の実験及び音楽(CD/DVD)業界の実験が注目される。ソー
スタギングの時代になると、これらの課題もクリアされることであろう。

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